スラーとスタッカート記号が合わさったものをポルタート、あるいはポルタメントと呼びます。音を運ぶようにという意味です。

 

前項、前々項でスタッカートとレガートについて書きました。このHPではテクニックについて書きますから、面倒な点には触れなかったのですが、スタッカート記号のうち「軽く短く」はせいぜい1,2割です。同様にスラーのうち「レガート」も多くて2割程度です。

 

ではそれ以外は何か、また、どうやって見分けるのか?それについては「音楽・誤解」の項でそのうち触れたいと思います。

 

さてポルタメントですが、この記号に関しては何の面倒もありません。書かれた個所を一音ずつ丁寧に手をバウンドさせるような感じで弾きます。もちろんテンポや曲想によって若干の違いは出てきますが。前項で一本指でレガートをしてみよう、と言いましたが、実はこれなどがポルタートの表情であり弾き方なのです。